『サブリミナル効果』という言葉、かなり有名な言葉なので一度は聞いたことがある。という方は多いのではないでしょうか。
テレビや映画などの連続して流れる一瞬の1コマにその放送内容とは全く関係のない映像を見せ、見た人の潜在意識にその一瞬の映像を刷り込む。というのが有名なサブリミナル効果の一つ。
例えば映画の1コマの中に(早すぎて普通は認識できない)、対象となる飲み物をおいしそうに飲んでいる映像を混ぜて置きます。
普通に見ていても誰も気付かないのですが、何故か映画を見終わると無性にその飲み物を飲みたくなる。等
他にも、一枚の写真の中に普通は気付かないような映像のメッセージを入れておき、その写真がなぜか無性に印象に残ってしまう。
などなど様々なサブリミナル効果があります。
そして問題なのは、映像の一瞬に広告対象の商品の画像を混ぜ、潜在意識に刷り込む方法。
実はこのサブリミナル効果は法律によって使用が禁止されています。
何故か?答えは簡単。効果が強すぎるのです。
この潜在意識化に対象を印象付けてしまうサブリミナル効果。
当然法律で禁止されているはずなのですが、実は特許を取得することでほぼ同じような効果を発揮させた事例が実際にあるのです。
冗談のような話ですが、実際2000年に特許が受理されていて、2015年10月30日までの特許期間がありました。
その具体的な内容は、『777』の大当たり数字を0.01秒だけ液晶に表示させるというもの。
当然ながら0.01秒は人間の目でとらえることのできない速さ。
つまりこの方法で、あたかも大当たりしたかのような錯覚が潜在意識化に刷り込まれてしまうことにもなります。
さらにこの特許の文面には『サブリミナル』という文面が6回も登場。
もう自ら言っちゃっています。
法律では禁止されているが、『特許』という形であれば使用できるというものなのでしょうか。それともテレビや映画ではしようできないだけ。ということなのでしょうか。その辺り法律に詳しくないのでなんとも言えない部分ではありますが・・・
人間は潜在意識の元に突き動かされているといっても過言ではありません。
例えば潜在意識に非常に精通しているのが、『トラウマ』や『恐怖症』
皆さん一つや二つあるのではないでしょうか。
片や全く平気な人がいるのに、極端に怖がってしまう人もいる。
可愛くて小さな子犬でさえ、犬が怖い人に取っては恐怖の塊なのです。
これは多くの場合、子供のころに対象に対する恐怖体験があり、生存本能によって、「それは危険なもの」と潜在意識に刷り込まれてしまうことが原因。
あなた自身を再び襲う危険から無意識のうちに回避させようと潜在意識があなたを動かしているのです。
他にもあげたらきりがありませんが、人間が意識下におけるのは、顕在意識でありそれは全体のうちの氷山の一角。
知らず知らずのうちに潜在意識があなたの行動を決定しているのです。もちろん気付かぬうちに。
だからこそ強力すぎて禁止されてしまったサブリミナル効果がこうして公然と使われてしまっていた事実はいやはや何とも…
潜在意識に刷り込まれると、顕在意識ではどうしようもありません。
つまり、あなたの意思でパチンコに行くのではなく行かされている。と表現されるような状態になりかねないのです。
もちろんサブリミナル効果がすべてのパチンコ台に使われている訳ではありませんし、パチンコそのものの楽しさでファンを作っている台もあるかともいます。
しかし、一方でそのような極端な例もある。ということを認識しておく必要があるのではないでしょうか。