誤解しないで頂きたいのは、あくまで世界単位の話。
日本国ではパチンコはギャンブルに該当していませんので世界の業界全体での話です。
2010年度、パチンコ業界の売り上げ高はなんと19兆4000億円。
ちなみに
ラスベガス:約5300億円
マカオ:2兆7000億円
ラスベガスやマカオのカジノ業界を足しても足元に及ばない程の売り上げなのです。
世界各地にパチンコは存在しますが、その殆どが日本だけの売り上げ。
ラスベガスやマカオに比べたら店舗数は確かに多く、一店舗当たりの売り上げは少ないですが、全体で考えてみるととてつもない金額になるのです。
※日本ではパチンコはギャンブルの対象になっていませんが、金銭が絡んでいるということで考えております。
なぜこのように、パチンコ業界だけが突出して売り上げが伸びているのかというのには、日本人のクセや特徴が大きく関係しています。
海外の人が好んで行うギャンブルはポーカーやブラックジャックの様に、一回、一瞬で結論が出るものが多く、日本人が好むのは時間をかけてゆっくりと、収支が上下するものが多い。という特徴があります。
そして、最も大きいのは、海外のカジノは気軽に行ける場所は殆どなく、『旅行』という感覚でギャンブルをとらえている人が多く、しかも基本的には生活に余裕のある富裕層の遊びです。
対して日本の場合は、仕事の帰り道や車を走らせればすぐのとこにパチンコ店があり、富裕層など関係なく庶民の人でも誰でも気軽に立ち寄れるようになっているのが特徴です。
このために、一度に大金が動くわけではなく、毎日少しずつ消費してしまい、結果的にカジノ以上に大金が動いてしまうことになるのです。
日々の消費が大金ではないからと言って、一年間の収支を見つめ直すとびっくりするような金額になっているかもしれません。
一年間の日本人のパチンコ、スロットの損失金額平均は300万ということを忘れてはいけません。