パチンコをしていた頃たまに見かけたのですが、あまりに出ないからと言ってパチンコの台を思い切り叩いて帰る人がいました。
中には蹴って帰る人も…
当然周りの人は急に大きな音がなるので「ビクッ」としてからその人を見ます。
「あぁ…そういうことか…」なんて憐みの目で…
時々台を叩く人がいることでガラス部分が割れてしまい故障してしまうので、現在では叩いても割れないような強化ガラスになり、衝撃が加わった時に警報装置が働くようになったようですね。
ただ、あまりにも自分のお金が湯水のように無くなっていくのを見ると、何かにストレスをぶつけたい気持ちも分からなくはないです。
目の前に自分のお金を吸い込んだ張本人(台)がいるわけですからね。
ただ、衝動に身を任せるのは決して容認していいことではないということ。
そしてその人がストレスに感じた原因を作り出したことは、パチンコ店でもパチンコ台でも運でもなく、全てその人の責任。
ということを認める必要があるのです。
勝ったときは当然嬉しいですが、負けた時に自分ではない何か他のせいにする人がいます。
おそらく台を叩いて帰る人はその一例。
パチンコ台、パチンコ店が悪いと考えるからこそ、台にストレスをぶつけてしまうのです。
しかし、よく考えてください。
パチンコに行くことを強制されたことはあるでしょうか?
「友人や親せきに誘われて…」という方もいらっしゃるでしょうが、その人との関係は悪くなる可能性もあるかもしれませんが、”断る”という選択肢も選ぶことはできたはずです。
パチンコに行くことを断ったことで逮捕されてしまう。なんてあり得ませんよね?
それは強制とはいいません。
強制でないのであれば、
パチンコに行くと決めたこと
そのお店を選んだこと
その台に座ったこと
お金を財布から出したこと
いくら使うかを最終的に決めた判断
これらすべてのことは全てその人の自己責任なのです。
パチンコ店は集客のため、に入口を開けておきますが、手を引いて引き入れたのではなく、入ると決めたのはその人自身です。
なので誰を責めることはできませんし、何を責めることはできません。
それはすべてお門違いなのです。
もしも、”何か他のせいにしてしまう。”という方がいらっしゃったら自分に置き換えて考えてみてもいいでしょう。
何か別な物のせいにしている限り絶対に依存から解放されることはありません。
パチンコ店のせいにしている→パチンコ店を変えればいい
パチンコ台のせいにしている→パチンコ台を変えればいい
運のせい→別の日なら勝てる気がする
このような考えではなく、まず”負けた”という現状をしっかり受け止めましょう。
そして、その引き金はあなた自身に全て責任がある。
これをしっかり考えることが出来るからこそ人は次に進めるようになります。